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シワの治療から鼻、あごのライン、小顔(エラの張り)の治療まで プチ整形という言葉は、一種の流行語のようになって、誰でも一度は耳にしたことがあると思います。反面イメージ的な部分が先行し過ぎて、実際どんなものなのかというと答えられる人は多くないでしょう。勿論正式な医学用語ではありませんし、正確な定義があるわけではありません。誰でも気軽にできる・簡単な・メスを使わないといった感覚でしょうか。例えば切開法ではない二重の手術(埋没法など)、注射による鼻やあごの整形術、同じく注射によるシワの治療などを指すと思います。患者さんにとって確かに美容外科をより身近にしたという意味では『プチ整形』という言葉は大変貢献したといえるでしょう。 反面、「美容外科医までプチ気分になっているのでは?」という危惧も感じます。時代のニーズに合わせて美容整形に対する認識が変化している中、安易に美容医療に手を出す医者も増えてきているのではないかと思います。メスを使わないプチ整形なら経験がなくともできるのではないかと考えているようです。 シワの治療を例にとると、最新の注射法によって額の横ジワ・眉間の縦ジワ、目尻の笑いジワなどの表情ジワといわれるものには、効果の面でもむしろ手術以上のものもあります。たるみの少ない方なら、目の下・口元なども十分な結果を出せます。 また「鼻を高くしてみたい」「あごのラインをシャープにしてみたい」などの希望にも直ぐに対応ができます。しかし安全な物質を使用する以上、2~3ヶ月で吸収されていくため、シュミレーション的な意味とも言えます。手術に踏み切る判断としてはとても大事なことです。画像上だけのコンピューターシュミレーションは、まだまだとりあえずのイメージでしかありませんから・・・。 「八頭身の美女」という言葉は、昔からよく使われます。芸能人やモデルさんに実際に会った人たちが、皆受ける印象は「顔が小さいな」ということではないでしょうか。現代は、小顔は美人の必要条件なのかも知れません。ボトックスというボツリヌス菌の抽出物からできた注射により、手術でなくても頬の部分を中心にスッキリでき、小顔を望む方々には、すばらしい効果をあげています。 短時間で脹れもほとんど出ない、まさにプチ治療ですが、当然それも解剖的に的確な位置に的確な量を注入してこそ効果があり、かつ安全であるのは言うまでもありません。それは手術的な治療も可能な技術をもった美容外科医でこそできるものだと信じています。プチ整形は医者の技術的にはプチではないのです。 |










